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Hallo!

Hallo!

スイ山とイタ海

SUMMER HOLIDAY 2005



夏休み第1弾は、スイスイタリー9日間の旅!

スイス・ルツェルンに2泊、その後ステ両親行き付けのイタリア・エルバ島6泊という、

移動を考えると結構強行だったけど、それはそれは楽しいプチバカンスだった。


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LUZERN

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フライブルグから車で約2時間でルツェルンに到着。

友達夫婦のジェス&パボー、アメリカからジェスを訪ねてきているジェニースの3人と

うちら2人の総勢5人で行ってきた。J&Pがレンタカーを借りて、車2台でぶぶー。

スイスを通る旅ではお馴染みの、バーゼル国境検査渋滞にハマるも、

あとは比較的スーっと到着。宿はジェスが手配してくれたユースホステル。

2泊で一人40ユーロ。わるくなーい。中心にも徒歩15分。まずまず。

でもホテルっぽいものを期待していた(らしい)ジェニースは部屋をみるなり、

・・・・・・・・・・・・・。わお。

と一言言ったっきり後無言。なんかこの人とっつきにくい・・。

さて、この日の前日まで試験期間中だったこともあり、ルツェルンの予備知識、

ステ:ゼロ。
つも:ガイドブック2ページ分。
J&P:似たり寄ったり。

ってことで誰も道を知らないにも関わらず、荷物を置いて即、町へ。

地図すらゲットしようとしないやる気あふれるあたしたち。

多分こっちだよ。多分この角を右だよ。で、無事中心部へ到着。

ルツェルンにはVierwaldstaettersee(フィアヴァルドシュテッターゼー)という十字型の湖がある。

よっつの森と町の湖(直訳)は、例にもれず水が澄んでいる。

白鳥とカモ(?)に遊覧船。観光地のムードむんむん。

聞こえてくる会話も英語、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語とたくさん。

まずはヨーロッパ最古の屋根付き木造橋、カペル橋を見学。

何度か再建されているので、おお!最古!っていう感じはないけど、

なかなか趣のある橋で、そこからの町の眺めもなかなかだった。

はし
カペル橋


この日はなんかの(調べなさい)イベントの最終日で、駅隣のモダンなビルの前の広場では

人々が食べたり飲んだりして随分にぎやかだった。湖の周りでも出店がずらーっと

並んでいて、旅気分を盛り上げてくれた。しかし全てが高く、なんも買わなかったわ。

夕方に到着したので一通り歩き終わった頃にはとっぷり日も暮れていた。

偶然見つけた比較的安いレストランで夕食をすませ、二日目に備え就寝。

しかし7月末だってのに寒いじゃないの、スイス。ぶるぶるっ。

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二日目は近くにあるピラトゥス山まで足を伸ばした。

残念ながら曇り、時々雨。でもせっかく来たので頂上まで行ってきた。

この山にはハイキングコースがたくさんあって、頂上までは4時間の道のり。

じゃなかったら世界一急勾配の登山電車で30分。もちろんこっちでしょう。

途中放し飼いされてる牛たちを窓の外に見ながら雲の中の展望台に到着。

さ・・寒い!そして何も見えない・・・・。一面白い世界が広がってるー。

晴れてたら見える(はず)の景色のポスターを一同凝視。

えー、とりあえず、くりぬかれた岩山とか、みやげものやとかを見てまわって、

一瞬霧が晴れたその瞬間!あ、あんな近くに牛がいるんですけど?

もしかして牛の放し飼いの中を行くハイキングコースなの?

・・・楽しそう。

へにゃ靴しか持ってない私は最後までこのハイキングに不乗り気だったんだけど、

牛のハイキングコースと聞いては行かないわけに行きません。

ということで帰りは歩いて下山することになった。

でも見ると行くとではおお違いとはほんとにねー、このことでねー。

牛はかわいかった・・。途中晴れて見えた下界の様子も素晴らしかった・・。

でもその翌日から5日弱続いた魔の筋肉痛を考えると、きっともう行かない・・。

変な壊れかけたロボットみたいだった、あたし。

オ・イ・ル・ク・ダ・サ・イ・ビビッ・・

うしさん
首のベルがぐおーんぐおーんと響いていたよ

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さてルツェルン最終日。でも正確には二日目が最終日だったようなもの。

レンタカーをこの日の朝9時までに返却しなくてはいけないJ&P。

朝6時にそそくさとユースを出発してしまった。

私とステは朝食を済ませてから8時半にルツェルンを出発、一路エルバへ。

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isola d'Elba


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エルバ島はナポレオンがその昔、流島の刑になって流された、イタリア中西部の島。

今回で3回目となるエルバ島訪問。ルツェルンからの車移動は、イタリアに入った途端の猛暑で、

想像以上の辛さだった。うちの車には冷房がついてないので、窓を開けるしかないのだが、

高速に入ってからだと窓も全開にはできないし、車の中は体感気温40度。無風。

エルバ島への玄関口、ピョンビーノに近づく程暑さは増し、つく頃には頭の中がまっしろになって

ステが何か言う言葉もわからず、やばいんじゃないの?な精神状態に陥った。

ステは結構平気そう。なぜ?・・・あ、私、日向じゃん。

向き、方向を変えてもなぜか太陽は私を照らし続けた。

気が付いて席を後部席に変えたけど今更だったわ。

やっと港町、ピョンビーノについて、そこからエルバ島に向かうフェリーに乗った。

本土からはフェリーで小1時間。エルバ島に近づいて最初に見えるのはポートフェライオ。

エルバでは一番大きい町。

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フェリーから見たエルバ、ポートフェライオの町の外観。


そこから車でステの両親が待つ、マルチャナマリーナという村に行く。

今回は、2月の結婚式にも参加してくれたニノとローラ夫妻、

それに、ステ両親の10数年前からのエルバ友達だというロムとパム夫妻にも会った。

ニノはここ、エルバ島出身で、イギリス人のローラが旅行会社に勤めていた一昔前、

会社の派遣でエルバに来てニノと出会い結婚し、フィレンツェに居を構えている。

ロムとパムは2人ともイギリス人。昔はお金持ちだったらしく、エルバに存在している

イギリス金持ちソサエティーの間では有名らしい。でも今はあんまり歓迎されてなさそう。

ロムはいい人、というか、ユーモアがあって繊細な感じなのに比べ、

妻のパムは目を半分だけ開けてあごを突き上げてしゃべる感じの人で、私は苦手だった。

彼らにまつわる話はほんとにたくさんあって、どれもいいものではない。

スコットランド人の女の人が経営する魚レストランでディナーを一緒にしたり、

あたりさわりの無い付き合いだけで済んでほっとした。

今回のエルバでは、自分達の車で来たということで、今まで行けなかった所も行って、

新たな発見が多かった。ステの両親と一緒にエルバ島一周ドライブもしたし、

反対側はこうも違うのかー。全然別の場所に来たような感じ。

私達がいつも宿を取る、マルチャナマリーナという村が一番いいと思った。

海は岩場で子供にはあんまり、かもしれないけど。サンディービーチも近くにあるし、

何しろこじんまりとしていて過ごしやすい村だ。

ステの両親は夏のバカンスを毎年この村の、同じホリデーアパートで過ごす。

長年のお得意様なので、アパートも少し割引してもらってるそうだ。

バルコニーは異常に広いけど、部屋自体は8畳の寝室と居間、バスルームとキッチン、

と、いたってシンプル。私とステは居間のソファーベッドで寝ている。

ステは今回、レース用の自転車を持参して、エルバ島を走る予定らしい。

前に一度走った時、とてつもなく気持ち良かった、とかで今年もやるぞ!と意気込んでる。

海で泳いだり、買い物したりする他に何をしていたかというと、

今まで行きたかったけどちょっと面倒臭くて行ってなかった、

島の入り口にある要塞を見学に行ってきたり、ステが自転車で走ってみつけた、

小さい他の村とかを見て回った。

要塞は、なんていうか、要塞、跡。廃虚って感じかなぁ。

上からの眺めは良かったけど、何がある、ということはなかった。ちょっと残念。


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要塞の一番上からの眺め。

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要塞に行く途中で見つけた小さい砂浜。


海もくらげ大発生(っていうと大袈裟だけど)で、気をつけながら泳がないとだめで、

ゆっくりいつまでも水につかっていたい私としてはリラックスできず、これも残念。

ステのお父さんはまんまと刺されてしまい、右手首から親指の付け根まで真っ赤に腫れ上がってた。

たったの一刺しとは思えない、ものすごい傷になっててびっくり。

跡になって残るっていうからなんだか恐くて浅瀬でしか泳がなかった。

夜は大体7時くらいにレストランに行って夕食を食べて、気が向いたらそのまま

カフェで2次酒(私はカプチーノ)飲んだりして、特別これといった決まった

プランはなく、その時々で行動。これぞリラックスホリデーだすね。

魚はおいしく、パスタもおいしく、ピザもおいしく、アイスも、もう何もかもが美味かったよー。

ニノの実家に一度招待されて、ニノのお母さん(90歳!)がズッキーニの花の天ぷらとか

おいしい食事をたくさん作ってくれて、ローラのオリーブパスタも超おいしかった。

ニノのお母さんに、旅の会話集を見て練習したイタリア語で話し掛けてみたけど、

ぜんっぜん通じてなかったみたいで、ちょっちがっくし。そんな簡単じゃないか。

今回はほんとに魚を食べまくった6日間だった。来年も行きたいなー。

elbanight
マルチャナマリーナの端っこのプライベート港。






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